Tour of Japan

第4ステージ 美濃 レースレポート

NTN presents 第20回 ツアー・オブ・ジャパン 美濃ステージ

5月24日(水)に岐阜県美濃市で行われた第4ステージ美濃は、ジョン・アベラストゥリ・イサガ(チーム右京)が集団スプリントを制し優勝。序盤から逃げた初山翔(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)は山岳ポイントを重ね同リーダージャージをキープした。日本人選手最高順位は吉田隼人(マトリックスパワータグ)が同タイム7位、総合では岡篤志(宇都宮ブリッツェン)が30秒差8位となっている。

4日目第4ステージは開催10回目となる美濃。

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岐阜県美濃市での1周21.3kmを6周半する139.4kmで、標高差80mほどのやや急な山岳ポイントがあるがほかは道幅の広い平坦でスプリンター向きのコース。

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美濃市は国指定重要伝統的建造物群保存地区が中心部にあり、うだつの上がる町並みとして有名でここがパレードランのスタート地点。もう一つの国指定が本美濃紙(和紙)で、和紙の里会館がフィニッシュ地点になっている。

第10回大会は昨年を4000人上回る3万人の観客を集めた。

旧今井家住宅前をスタートした84名の選手は長良川や板取川沿いのコースを周回していく。

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1周目に初山翔(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)と孫崎大樹(日本ナショナルチーム、早稲田大学)が抜け出す。

2人の逃げは最大8分差近くにまで及ぶが終盤に向けて徐々に縮まる。

2回目の山岳賞を取ったあとに初山がメイン集団へ戻ると先頭は孫崎単独となり、これも5周目後半に吸収される。

最終周回はスプリントへ向けてNIPPO・ヴィーニファンティーニやユナイテッドヘルスケア・プロフェッショナル・サイクリング・チームらが主導権を争う。

最終直線に現れたのは54人の大集団。

この中央から圧倒的なスピードで抜け出したのはジョン・アベラストゥリ・イサガ(チーム右京)。昨年2位の雪辱を果たす見事な勝利を飾った。

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初山は山岳ポイントをさらに重ね山岳リーダーをキープ、5位に入ったマルコ・カノラ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)も、アベラストゥリに10秒縮められたがそれでも5秒差で個人総合リーダーをキープしている。ステージの日本人選手最高順位は吉田隼人(マトリックスパワータグ)が同タイム7位、総合では岡篤志(宇都宮ブリッツェン)が30秒差8位となっている。

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優勝したジョン・アベラストゥリ・イサガ(チーム右京)
「ユナイテッドヘルスケアの選手が先行していたがその後ろからスピードを上げて勝てた。昨年このステージは2位だったので嬉しいです。」

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個人総合リーダーキープのマルコ・カノラ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)
「富士山ステージまでにできるだけリードを稼いでおきたかったため、今日は思うようにいかなかったというのが正直な気持ち。最後のスプリントではタイミングや位置取りがあまり良くなく全力を出すことはできなかった。明日は天気も良くなく、総合成績を左右する厳しいステージになると思うがチームでベストを尽くしたいです。

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個人総合山岳リーダーキープの初山翔(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)
「今日は山岳賞を取るべく最初から逃げた。自分の今日の目標を達成して集団へ戻ったので、一緒に逃げた孫崎選手には心苦しかった。自分の最大の目標はこのジャージを東京までキープすることです。」

結果
第4ステージ美濃 139.4km
1位 ジョン・アベラストゥリ・イサガ(チーム右京)3時間22分04秒
2位 アンソニー・ジャコッポ(アイソウェイ・スポーツ・スイスウェルネス)
3位 イヴァン・ガルシア・コルティナ(バーレーン・メリダ)

個人総合順位 第4ステージ終了時点
1位 マルコ・カノラ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)9時間21分13秒
2位 ジョン・アベラストゥリ・イサガ(チーム右京)+05秒
3位 イヴァン・ガルシア・コルティナ(バーレーン・メリダ)+23秒

個人総合ポイント順位 第4ステージ終了時点
1位 マルコ・カノラ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)68点

個人総合山岳順位 第4ステージ終了時点
1位 初山翔(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)25点

チーム総合順位 第4ステージ終了時点
1位 チーム右京 28時間05分04秒

Results 4th Stage

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20th Tour of Japan
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