カヨのオムニアム観戦レポート
カヨォンバットさんが昨年オムニアム観戦に行ってきたそうで…って、オムニアムってなんですか?
ロードレースはほぼシーズンオフとなった11月14日、15日に山口県防府市に「第4回西日本地域自転車競技オムニアム大会」を見に行ってきました。
知人の審判の方から「トラック競技も面白いよー!アジア大会で金メダル獲った橋本選手も出るよーーー!」とお誘いいただき、近県の山口での開催ということもあり、柳井港行きフェリーに車を乗っけてナオキッテルとレッツゴー!
まず、、、オムニアムという競技はなんぞやということで調べてみると、2012年のロンドンオリンピックからの正式種目で、2日間で6種のトラック種目を行い、順位をそのまま点数にして合計点数の少なさを競う複合種目だとのこと。
種目は、「フライングラップ」「ポイントレース」「エリミネーション」「インディヴィデュアルパシュート」「スクラッチ」「タイムトライアル」の6種目。
トラック競技といえば、鹿屋体育大学の橋本英也選手、ブリヂストンアンカーサイクリングチームの一丸尚伍選手、チームUKYO(2016年はNIPPOーViniFantiniに移籍)の窪木一茂選手らの名前は知っていましたが、きちんとトラック競技を見たことがありませんでした。
さて、今回の山口の大会ですが、2011年に開催された山口国体を記念して開催されている大会で、会場は国体でも使用されていた防府競輪場。競技は、競技歴や申請タイムに基づいてABCにクラス分けされるのですが、2014年のアジア大会のオムニアムで金メダルを獲った橋本選手をはじめとする鹿屋体育大学やOITAサイクルフェスでもお目にかかったブリヂストンアンカーサイクリンジチームの一丸選手などの日本のトップ選手とともに、未来を担う高校生も一緒に競技できるというなんとも贅沢な大会です。
愛媛からも、松山聖陵高や松山工業高も参加していて知ってる子たちもたくさんいたので、スタート前から我が子を見守る母の気分でした(笑)
1日目は午前中からBやCクラスの予選から始まり、午後にトップカテゴリーのAクラスが登場。「スクラッチ」「インディヴィデュアル・パシュート」「エリミネーション」と続きましたが、特にAクラスのレースはスピード感が違い、目が釘付けになりました。トップの選手たちは、翌週に控えていた全日本選手権オムニアムの調整レースとして出場していたとはいえ、なかなか迫力のあるレースが続きました。
ルールをよく知らないまま観戦に行ったのですが、MCの方が都度ルールを説明してくれたり、選手の紹介を随所に盛り込んでくれて、非常に分かりやすい!その上、トラックでの競技なのでレース展開のすべてが見渡せ、初めての私たちでもガッツリ楽しめました。
特に1日目の「エリミネーション」は、ヨーイドンで全員がスタートし、スタートフィニッシュラインを最後尾で通過した選手が毎周回1人づつレースを降ろされていくという、ドキドキ感がたまらないレースでした。
2日目「タイム・トライアル」「フライングラップ」「ポイントレース」が開催されて、高校生たちがトップの選手たちに必死で食らいついていく姿に、最後まで手に汗握るレースが続きました。総合結果は、Aクラスは橋本選手が優勝、2位は一丸選手、3位は祐誠高の橋本陸選手が入りました。橋本陸選手はインターハイでも優勝経験があるそうで、大学生にも引けを取らないレースをしていました。
今回のレースでがっつりトラック競技の魅力にハマった私たち。それから、せっせと過去のレース調べたり、選手を調べたりと盛り上がっております(笑)
そして、このオムニアムをはじめ11種目のトラック競技、1月26日から30日に伊豆ベロドロームで開催される「2016年アジア自転車競技選手権大会」で観戦することができます。アジアの各国からトップ選手が集まるこの機会に、ぜひトラック競技観戦デビューしませんか?
カヨォンバットも大会期間中、会場に出没予定です(笑)
あっ!もちろん、トラック競技の1週間前、19日から伊豆大島で開催されるロードレースも大注目ですよーーー!