美濃市について
美濃ステージ・マネージャー
岩佐和信
美濃市の概要
美濃市は、日本の中央に位置し、天下の名川長良川や緑濃い山々など豊かな自然と1300年の伝統を誇る「美濃和紙」、中心市街地には、江戸時代に築かれた伝統的な建造物が多く残り、歴史的景観が保たれるなど伝統文化が息づくまちです。
市内には、美濃和紙の里会館や、江戸時代から明治・大正時代の歴史的建造物が建ち並ぶ「うだつの上がる町並み(国重要伝統的建造物群保存地区)」などがあり、年間を通じて多くの観光客が訪れています。
また、毎年開催される美濃和紙あかりアート展は、「美濃和紙」と「うだつの上がる町並み」のコラボレーションとして、数多くの独創的なあかりの作品が展示され、幻想的な世界が醸し出されます。
一方、東海北陸自動車道と東海環状自動車道の結節点として、市の玄関口である美濃インター周辺は、区画整理事業や大型店舗の進出で変貌しつつあります。
このように、都市・生活基盤の整備や福祉・教育・文化などを積極的に行い、自然や人にやさしいスローライフをキーワードに、小さくてもキラリと光るオンリーワンの『住みたいまち 訪れたいまち 夢かなうまち』を目指し、市民協働のまちづくりを推進しています。
歴史
1600年関ヶ原合戦の功により徳川家康からこの地を拝領した金森長近は、長良川畔に小倉山城を築城。
1606年頃に現在の町割りが完成しました。
また、長近は長良川に上有知湊(こうずちみなと)を開き、経済の発展を目指しました。
金森長近没後の1615年に尾張藩領となりましたが、上有知湊は船運による物資集散の拠点として和紙を中心とした経済活動が進み、商業都市として繁栄しました。
1911年4月1日、それまでの地名「上有知(こうずち)町」は、美濃紙にちなんで「美濃町」に改名しました。
1954年4月1日、武儀郡美濃町、洲原村、下牧村、上牧村、大矢田村、藍見村、中有知村の1町6村が合併して美濃市が成立しました。
ステージの特徴
国の重要伝統的建造物群保存地域「うだつの上がる町並み」をパレードスタートして、最高192mの山岳部、下りきったところのT字直角コーナー、ゴール地点での直線路などバランスのとれた一周11.6キロ、全長139.4㎞の周回コース。
そしてコースの周辺はユネスコ世界文化遺産の「本美濃紙」の里、世界灌漑遺産の「曽代用水」、同じく世界農業遺産「清流長良川の鮎」を育む板取川、長良川を始めとした、自然と伝統と文化が調和したゾーンで、素晴らしいコース設定となっています。
美濃ステージ大会の翌日に解禁を迎える鮎は、コース沿いの長良川、板取川で銀鱗を踊ろかせているでしょう。
大会事務局では、多くのロードレースファンからの要望をうけて、現在TOJコース上に案内版設置をおこなっています。
また 道の駅(にわか茶屋)にはTOJコーナーを設けて、自転車に関する情報発信とTOJグッズの販売を行うよう準備を進めています。