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「カッコえぇなぁ~」はスポーツ自転車普及の基本

堺ステージ実行委員会

江原政光

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2016年のツアー・オブ・ジャパンの開催まであと半年もあるこの時期に、このブログを読んでいただいている方は、恐らく相当な自転車ファンで、日本における自転車レースの普及を望まれている方々ではないかと思います。

折角こういった場を頂きましたので、私の個人的な考えも踏まえたことを書かせていただきます。

ツアー・オブ・ジャパン(以下 TOJ)は、トップクラスのレースを一般公道で行うことで、広くロードレースの素晴らしさを伝える、とても大きな役割を果たしているのは皆さんも異論の無いところかと思います。

それと共に私は、TOJが始まる以前、今日、この瞬間にもスポーツ自転車の普及は日々積み重ねられていると思っています。

それは、サイクリストの日々の活動です。

日本で何度目かのスポーツ自転車ブームが起きている今、街中を颯爽と走るスポーツ自転車は人目を惹きます。

一人ひとりのサイクリストがこれまでお買い物用自転車しか意識していなかった方々にも、そのリアルな姿を見られているのです。

その姿がステキでカッコいいものであれば、それは何よりのスポーツ自転車のプロモーションになっているのではないでしょうか。

高級機材や絞り込まれた体、スピードだけが「カッコよさ」ではないと思います。

ルールを守り、歩行者、車、バイクにストレスを与えない走りをしている「あなた」
追い越していく車が、ちょっと配慮してくれたことに対して軽く手を挙げてお礼する「あなた」
キッチリ整備されたバイクで、スマートに信号待ちしている「あなた」
キレイに磨かれたバイクを、決められた場所に整然と置く「あなた」
ヘルメットをカッコよく被っている「あなた」

こういった何気ない日々の皆さんの活動が、TVやWEBでの啓蒙活動以上に効いてくると思います。

それが将来の日本でのロードレース普及に少なからず影響を与えていくのではないでしょうか。

今年のTOJ各ステージにご自身の自転車で応援に来られる皆さんには、スマートなライディングで、コース外でのスポーツ自転車のアピールをお願いしたいと思います。

堺ステージ実行委員会 江原政光

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