海外チーム招待担当からのご挨拶
海外チーム招待担当
目黒誠子
みなさんはじめまして!
海外チーム招待担当の、目黒誠子です。
ツアー・オブ・ジャパンの開幕まで、あと2か月となりました。
本場ヨーロッパもUCIワールドツアー「パリ―ニース」で盛り上がる中、日本のロードレースも、3月15日、Jプロツアー「宇都宮クリテリウム」からスタートするようです。
いよいよですね。気持ちも高まってきます。
ツアー・オブ・ジャパンは日本でただ一つ、都府県をまたいで行われる、日本最大規模の「UCI公認 国際自転車ロードレース」。
この「国際自転車ロードレース」であるためには、日本以外の海外から、少なくとも5チーム以上招待するルールになっています。
昨年は、イタリア、オーストラリア、イギリス、イラン、香港、シンガポールの6か国から、計7チームが参加しました。
今年は、3月14日現在で、昨年と同じ6か国、イタリア、オーストラリア、ニュージーランド、イラン、台湾、アラブ首長国連邦の、計8チームが参加する予定になっています。
現段階では、3月3日付けのTOJNEWSにもあったように、昨年に引き続き、イタリアの名門チーム「ランプレメリダ」の出場が決まっています。
そんなイタリアの名門チーム、ランプレメリダですが、昨年、チームとの交渉段階で、「言うだけ言ってみよう!」とスタッフみんなで考え、ダメ元でリクエストしたことがありました。
当時在籍していた、クリス・ホーナー選手の出場でした。
2013年のブエルタ・エスパーニャで総合優勝している、沖縄生まれの43歳の選手です。
「難しいリクエストだと思いますが、実現すれば日本のファンはとても喜ぶと思います」という内容の文章を、心を込めて送信しました。
届いた返事は「Very interesting!」
当初、提出されていた選手リストであるエンロールメントフォームにはサシャ・モドロ選手、ニッコロ・ボニファッジオ選手等そうそうたるメンバーが書いてありましたが、実際、サシャ・モドロ選手も、リクエストしたクリス・ホーナー選手もTOJ開催前からケガをしてしまい、レースをキャンセル。
結果来てくれたのが、ツール・ド・フランスでも勝利経験のある、フィリッポ・ポッツァート選手でした。
このニュースが入ったとき、「え?!ポッツァート??」とスタッフも関係者もみんな大喜び!!!
「でも、ほんとに来てくれるの???」と半信半疑でしたがポッツァート選手の来日は、昨年のTOJの大きなギフトとなりました。
TOJを良い大会にしたい、という私たちの熱意が、直接的ではないにしても、違った形で伝わったのかなぁと感激しました。
こんなトップレベルの選手を間近で観ることができるのもTOJの大きな魅力の一つですが、海外の選手はもちろん、日本からも9チーム54名が参加予定です。
レースを走る、すべての選手、ひとりひとりが主役であることは間違いありません。
ひとりひとりに、熱い声援を送りたいなぁと思っていますし、選手全員が、持っている力を最大限に発揮できるよう出来る限りのサポートをしていきたいなぁと思っています。
ツアー・オブ・ジャパンまであと二か月、今年はどんな選手たちが盛り上げてくれるのでしょうか?
たのしみですね!