ツアー・ダウンアンダー
TOJにも縁のある選手が出場していた、ツアー・ダウンアンダーの感想など。
昨年の美濃ステージで優勝したオーストラリアのチーム、ドラパックのワウテル・ウィッパートが、2015年ツアー・ダウンアンダーでもステージ優勝を飾りました!ということで、今回はオーストラリアで開催されたツアー・ダウンアンダーをテレビ観戦した感想をお送りします。
日本とは違って、1月のオーストラリアは夏!いきなりロードレースシーズン真っ盛りな映像ですよ。
この大会で総合優勝したローハン・デニスは実力派の若手選手。が、チームメイトに今回で引退を表明している大ベテランのカデル・エヴァンスがいるのですが、途中のステージでライバルチームと争って権勢しあっているところに、彼が後ろからズバッ!と行くわけです。
そしてそのままステージ優勝、2位はエヴァンス。あら?もしかしてデニス君が行かなければエヴァンス先輩の勝利だったのでは?引退する選手に花を持たせなくて大丈夫なんだろうか…という周囲のおせっかいも当人達には問題なし!だったようです。リスペクトし合っているんですね♪
昔、ジロ・デ・イタリアで引退するという大物選手から、ポイントを奪った中堅選手がいましたが、彼いわく「彼はこれまでたくさん勝利してきた。ぼくは勝てていない。だからチャンスがあれば狙っていくのは当然だ」というようなことを話していて、なるほどなぁと感じたことを思い出しました。
ロードレースは人間ドラマも楽しめるんですね。