#1 SAKAI Stage|堺ステージ
5/20(日) 13:40
(個人タイムトライアル)大仙公園周回コース
ツアー・オブ・ジャパンの開幕は、大阪・堺における第1ステージだ。
2009年の第13回大会より仁徳天皇陵そばの大仙公園を周回するコースを使用しており、今回は1周約2.65kmのこのコースを選手が一人ずつ走り、そのタイムを競う個人タイムトライアル形式でレースが行われる。
当日の風向きや直角コーナーでのライン取りなどで数秒のタイム差が容易につくため、初日から緊迫感のあるレースを見ることができるだろう。
100分の1秒差で総合1位が決まるかもしれない!
#2 MINO Stage|美濃ステージ
5/22(火) 9:15
旧今井家住宅前→横越→美濃和紙の里会館前周回コース
(パレード4.0㎞) 11.6㎞ + 21.3㎞×7周)
岐阜県美濃市は、古い町並みの屋根に「卯建(うだつ)」と呼ばれる装飾(もとは防火壁)が見られることで知られている。
これが「うだつが上がらない」の語源だ。町の中心部からパレードを走り、長良川を渡って周回コースに入るとレース開始。山岳ポイントである大矢田トンネル前後の上り下りと、川沿いの平坦路がうまく組み合わさったこのコースは、ロードレースコースのお手本と評判が高く、毎回異なった展開が観客を楽しませてくれる。
岐阜県では今年、ぎふ清流国体が開催される。
#3 MINAMI-SHINSHU Stage|南信州ステージ
5/23(水) 8:45
飯田駅→下久堅周回コース→松尾総合運動場前
(パレード7.3km) (12.2km×12周)+1.6km
2005年の第9回大会は、全ステージが公道を使用したTOJ史上に残る大会となった。
この年にデビューしたのが長野県飯田市を起点とした南信州コース。
JR飯田駅からパレードがスタートし、下久堅地区の周回コースではいかにも日本的な山村風景のなかをレースが進んでゆく。平坦が少なく、厳しい上りと下りで構成されたコースの沿道には、地元の人々が仕事の手を休めて応援に駆けつけてくれる。
フィニッシュラインは周回コースを離れた1.5kmの直線路の先、松尾総合運動場に設けられている。
#4 FUJISAN Stage|富士山ステージ
5/25(金) 10:00
(ヒルクライム)ふじあざみライン入口→富士山須走口5合目
富士山に上る主な3つの車道の中でも抜きんでてキツい勾配を持つ、ふじあざみライン。
平均勾配およそ10%、最大勾配22%という激坂は参加するすべての選手を苦しめ、コース採用からの5年間は個人タイムトライアルのステージとなっていた。
2010年の第14回大会からは一斉スタートのロードレースとなり、たった11.4kmにもかかわらず過酷なレースになる。好天に恵まれれば、フィニッシュ地点の須走口五合目からはまだ雪を残した富士山の頂を臨むことができるはずだ。
#5 IZU Stage|伊豆ステージ
5/26(土) 9:30
日本サイクルスポーツセンター周回コース
(12.2km×12周)
静岡県伊豆市に、1965年に完成した日本サイクルスポーツセンターの5kmサーキット。
普段は一般の人も走ることのできるこのサーキットと周囲の管理道路を組み合わせたのが、12.2kmのTOJ特別コースだ。上り下りがひたすら繰り返されるコースからは前日走った富士山が遠望されるが、選手たちの目には入らない。
独走力に優る選手が逃げ切るか、チーム力にものをいわせて最後の上りに勝負を賭けるか。
総合争いの選手たちにとっては、ほぼ最後のチャンスとなるのがこの伊豆ステージだ。
#6 TOKYO Stage|東京ステージ
5/27(日) 11:00
日比谷シティ前→大井埠頭周回コース
(パレード1.2㎞) 14.7km+(7.0km×14周)
TOJの掉尾を飾るのは、日比谷をスタートする東京ステージだ。
日比谷公園のチームピットから日比谷通りに並んだ選手たちは、わずか1.2kmのパレードを終えると弾丸のように飛び出していく。増上寺の前を通り芝3丁目の交差点を左折してゆく選手団を見れば、オフィスの人たちは感動するに違いない。
大井埠頭の周回コースはほぼ平坦で、大観衆は激しいゴールスプリントをかたずをのんで見守る。
そしてみなとが丘ふ頭公園のセレモニーで、総合優勝を決めた選手に栄光のグリーンジャージが与えられる。