第7ステージ 伊豆 レースレポート
NTN presents 第20回 ツアー・オブ・ジャパン 伊豆ステージ
5月27日(土)に静岡県伊豆市の日本サイクルスポーツセンターで行われた第7ステージ伊豆は、1周目から4人の逃げに乗ったマルコス・ガルシア(キナンサイクリングチーム)が追撃をかわし、逃げ切って優勝した。個人総合上位陣に変動はなく、オスカル・プジョル(チーム右京)が2年連続の個人総合優勝をほぼ手中に収めて最終の東京ステージへ臨む。
厳しいコースで総合の入れ替わる可能性のある最終決戦がこの第7ステージ伊豆。コースは5kmサーキットと競輪学校を含む園内外の道路をつないだ1周12.2kmで、これを10周する122.0km。上りと下りしかなく総標高差は3750mに達する山岳ステージ。前日の雨が上がり絶好の観戦日和となった大会7日目は20,200人の観客を集めた。
レースは1周目から4人の逃げができ、最大4分差のメイン集団はリーダーのチーム右京がコントロールする。
8周目にメイン集団からマルコ・カノラ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)とフェン・チュン・カイ(バーレーン・メリダ)がアタックし、いっぽうで先頭の4人からは9周目にマルコス・ガルシア(キナンサイクリングチーム)がアタックする。カノラは追い上げるが3番手どまりで逃げているクリス・ハーパー(アイソウェイ・スポーツ・スイスウェルネス)と、その前方のガルシアには届かない。結局1周目から逃げたガルシアが2位に1分39秒差をつけて優勝した。
日本人選手最高順位は1周目から逃げていた山岳リーダーの初山翔(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)が3分54秒差6位、総合では西薗良太(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)が4分15秒差13位となっている。個人総合リーダーのオスカル・プジョル(チーム右京)ら総合上位陣に変動はなく、プジョルが2年連続の個人総合優勝をほぼ手中に収めて明日の東京ステージへ向かう。
ステージ優勝したマルコス・ガルシア(キナンサイクリングチーム)のコメント
今日は1周目から逃げながら抜け出すタイミングを考えていて、残り2周のところでうまく抜け出せて勝つことができた。個人的には雨が苦手で昨日の(昨年2位だった)富士山で遅れてしまった。なので今日のハードなコースでチームの協力もあり逃げ切れてとても嬉しいです。
結果
第7ステージ伊豆 122.0m
1位 マルコス・ガルシア(キナンサイクリングチーム)3時間30分53秒
2位 クリス・ハーパー(アイソウェイ・スポーツ・スイスウェルネス)+1分39秒
3位 マルコ・カノラ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)+1分52秒
個人総合順位 第7ステージ終了時点
1位 オスカル・プジョル(チーム右京)16時間45分48秒
2位 ハミッド・ポルハーシェミー(タブリーズ・シャハルダリ・チーム)+1分42秒
3位 ネイサン・アール(チーム右京)+1分52秒
個人総合新人賞順位
1位 ドメン・ノヴァク(バーレーン・メリダ)16時間49分07秒
個人総合ポイント順位 第7ステージ終了時点
1位 マルコ・カノラ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)109点
個人総合山岳順位 第7ステージ終了時点
1位 初山翔(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)41点
チーム総合順位 第7ステージ終了時点
1位 チーム右京 50時間22分39秒