Tour of Japan

第6ステージ 富士山 レースレポート


NTN presents 第20回 ツアー・オブ・ジャパン 富士山ステージ

5月26日(金)に静岡県小山町で行われた第6ステージ富士山は、オスカル・プジョル(チーム右京)が2位に1分22秒の大差をつけて圧勝し個人総合リーダーに立った。昨年もこの富士山で優勝し個人総合優勝に輝いたプジョルは、大会2連覇へ向けて大きく前進した。

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大きく総合順位の入れ替わる第6ステージ富士山が5月26日(金)、静岡県小山町のふじあざみラインで行なわれた。距離11.4km、最大勾配22%、中間過ぎは平均18%が続く日本を代表する激坂。コースレコードは2015年にラヒーム・エマミ(ピシュガマン ジャイアントチーム)が出した38分27秒。日本人選手の最高は昨年に本大会で西薗良太(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)が記録した41分45秒。

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12時に道の駅すばしり横のふじあざみラインからスタートした集団は、静岡県出身の平塚吉光(チーム右京)が先頭に立ちペースを上げる。

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その後もチーム右京勢先頭のまま、昨年の覇者オスカル・プジョル(チーム右京)が抜け出し、それを昨年2位のマルコス・ガルシア(キナンサイクリングチーム)がマークする。

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中間地点前でプジョルはガルシアを振り切り先頭単独に、そして激坂区間に入り2番手にはハミッド・ポルハーシェミー(タブリーズ・シャハルダリ・チーム)が、3番手にネイサン・アール(チーム右京)が上がる。

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上位はこのままフィニッシュし、プジョルは2位のポルハーシェミーに1分22秒の大差をつけ、38分50秒でステージ優勝を飾った。

第5ステージまで個人総合リーダーだったマルコ・カノラ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)は6分39秒差21位で、プジョルが代わって個人総合リーダーに立った。昨年もこの富士山を制し個人総合優勝したプジョルは、大会2連覇に向けて第7ステージ伊豆へ臨む。第6ステージ日本人選手の最高は西薗良太(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)が4分00秒差15位、総合でも西薗が4分07秒差12位にいる。スタートから沿道、須走口五合目までの観戦客数は8,000人。

100186_11.jpg優勝したオスカル・プジョル(チーム右京)のコメント
待ちに待った日だった。今日のために数カ月ハードな練習を重ね体を絞りパーフェクトに仕上げてきた。富士山は日本と日本人にって特別な場所だ。それをこの日本のチームで勝てて嬉しい。昨年の伊豆は難しい展開だったが、今年はチームメイトのネイサン・アールが総合3位につけており、チームとしても戦略をいろいろ立てられる。明日からはチーム右京がレースを作りたい。

結果
第6ステージ富士山 11.4km
1位 オスカル・プジョル(チーム右京)38分50秒
2位 ハミッド・ポルハーシェミー(タブリーズ・シャハルダリ・チーム)+1分22秒
3位 ネイサン・アール(チーム右京)+1分58秒

個人総合順位 第6ステージ終了時点
1位 オスカル・プジョル(チーム右京)13時間10分38秒
2位 ハミッド・ポルハーシェミー(タブリーズ・シャハルダリ・チーム)+1分42秒
3位 ネイサン・アール(チーム右京)+1分52秒

個人総合新人賞順位
1位 ドメン・ノヴァク(バーレーン・メリダ)13時間13分57秒

個人総合ポイント順位 第6ステージ終了時点
1位 マルコ・カノラ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)93点

個人総合山岳順位 第6ステージ終了時点
1位 初山翔(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)39点

チーム総合順位 第6ステージ終了時点
1位 チーム右京 39時間37分09秒

Results 6th Stage

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20th Tour of Japan
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